FX「まず生き残れ」この言葉が沁みてくる
今回は、相場で有名な名言をご紹介します。
きっと相場に対する考え方の参考になると思います。
「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」
名言から学ぶ~ジョージ・ソロス~
この言葉は、わたしが勝てなかったときに出会った名言であり、トレードに対する考え方を変えてくれて、トレードが好転するきっかけとなったことばです。
私の実践的スキルを要約せよ、と求められたなら、ただひとこと「サバイバル」と答えるだろう。
「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」
ジョージ・ソロス
トレードを始めた当初のメンタルを覚えていますか。
不思議なほどポジティブで、勝つ気と儲かる気になっていませんでしたか。
しかし、ひと月もするとメンタルに変化を感じませんでしたか。
ほとんどの方が経験したと思いますが、資金が減っていることに気づいて、ネガティブな感情が襲い掛かっていると思います。
これは、トレードで勝てるようになるまでの過程を知らないことが原因となります。
FXが危険と言われている理由
FXを始めた9割の人が1年以内に退場すると言われていることは、1度は耳にしたことがあると思います。
これを聞くと、自己資金を使うFXは危険な投資なのでは?!と思う方のほうが多いのは当たり前の感情だと思います。
では、FXは本当に危険な投資なのでしょうか。
FXを、危険なものとして例えるなら戦場と似ているのかもしれません。
これはFXも戦場と同じように、武器を持たないトレーダーは、いつかは負けてしまうことになるからです。
FXでいう「武器」というのは、人によって違うのかもしれません。
トレード手法が武器であったり、資金力が武器であったり、規律が武器であるというのも考えられます。
FXを始めたばかりであれば、それらの武器を持たないのが普通ですが、戦場ではその普通が通用しないのです。
当たり前ですが、戦場なら武器を持つほうが普通なのです。
これが、9割が退場する原因であり、9割が退場するような投資は危険と言われる理由だと思います。
儲けるため、勝つためにトレードしようと思うのは当たり前のことです。
しかし現実は勝つことが難しく、そのせいで自分には向いていないとか思ったりして諦めたりしてしまいます。そのためFXは難しいとか、9割が退場するとか言われ、自分が勝てない理由にしてしまい、いつまでたっても勝てるようになりません。
生き残る方法とは
FXはどれだけ経験を積むかがポイント
しかし、冷静に考えると当たり前のことですが、最初は誰もが上手に出来ないんです。
何か始めたとき、上手になりたくて、練習したり、勉強したり、日々努力しませんでしたか。そして、少しづつ上手に出来るようになってくるのを感じたと思います。
イメージしてみください。
社会に出ると、就職したり、バイトを始めたりと、働く機会があると思います。
新人の頃は何の経験がなくても、会社に行けば給料をもらえ、仕事の内容は、先輩が手取り足取り教えてれます。
そしていつの間にか仕事を覚え、バリバリと仕事をするようになり、働くことに自信が持てるようになった経験はありませんか。
この、「いつの間にかバリバリと仕事をするようになる」というのは、何事にも当てはまるはずです。
でもこれって、経験が自信に変わっていく過程で成り立っていると思いませんか。
何事にも段階があって、順序良く進むことで、経験値がたまりレベルアップをして行けるのだと思います。
FXもこれと同じです。
初心者では勝てません。
ましてやプロのいるFXの世界ではなおさらです。
だから、まず自分を見つめなおし、勝てるようになるための過程が重要で慎重に行動する必要があります。
何といっても、FXでトレードは無料ではありません。
自己資金を費やし、実弾で経験値を積む必要があります。
資金が限りなくあれば退場しませんが、ほとんどの方がそんなに余裕では無いと思います。ですから、自己資金を使いトレードに参加するということは、資金を失えば退場するしかありません。
しかも、大切な資金を失ったという心理的なダメージも受けるため、再度トレードに戻る人が少ないというの、FXが9割退場していく理由であり、最大の難関だと思います。
このことについて、伝説の投機家であるジョージ・ソロスの名言がありますのでご紹介します。
逆に言えば、FXの世界で長く経験を積むことが出来れば、勝つ方法が少しでも見えてくる可能性が高くなります。トレードは才能ではなく経験だと言えます。
どんな世界でも、長く居続けることが出来れば、天才でなくても大体のことが出来るようになると思いませんか。
自分の仕事場でも、学校でも、部活でも、なんとなくイメージ沸くと思います。
それが、「経験」です。
経験が、トレードをうまくします。
危険なポイント、勝てるポイント、肌で感じ、沁みついていきます。経験がない状態でも実践を繰り替えさなければならないからです。
すると、資金を失います。
トレードの経験を積む方法
実践でトレードをすることが一番の経験となるかもしれません。
しかし、私の経験上おすすめしません。
確かに自分の感情というメンタルを知ることは大変重要で、それは実践トレードでしか知ることが出来ないのも事実です。
しかし、最初はデモトレードやリアルチャートをもとに作られているフォレックステスターというソフトで、練習をお勧めします。
なぜなら、FX初心者は実弾でトレードをすると、必ずオーバートレードになってしまいます。
また、ポジポジ病になったりする可能性があり、結果的に資金を早々に失う可能性が高いです。
せっかくの資金を無駄にしないよう、最初は必ず練習をするべきです。
- デモトレードで練習を必ずすること
- フォレックステスター4を活用し、チャートの動きを知ること
FXを始めた当初の私は、口座開設をして、入金したとき、気持ちは高ぶって、やる気満々でした。
トレード専用のノートも慎重して、
1日1万円勝つように計画して、1カ月で20万円は稼ぎたいな。
そんな気持ちでトレードして、2度も退場した経験があります。
新調したトレードノートは、わずか1か月と持たずに、開くことすらなくなりました。
なんの根拠もありません。
なんとなく勝てそうな気がしてしまいます。
今、勝っている人も、最初は負けていた。
それでも、諦めずに続けている人が、勝ちをつかんでいるんだと思います。
だから、まず生き残ることを目標にトレードして下さい。
その先にだけ、次の扉が用意されているはずです。