チャート分析

移動平均線の活用方法とは!移動平均線で相場心理が読めるようになる

移動平均線は、FXトレードのインジケーターの中で知名度が高く世界中で使用されているため、多くの投資家が意識するテクニカル指標となります。

そんな、最も有名で有効な移動平均線、皆さんはどのように使ってますか。移動平均線を有効に活用出来ていますか?

「とりあえず表示させているだけ」という方は、今回の内容を参考にして、ぜひ移動平均線の効果を知ってください。

移動平均線の基本

移動平均線とは

移動平均線(MA=Moving Average)とは、ある一定期間の価格の終値から平均値を計算し、グラフで表したものとなります。

例えば、5日移動平均線は当日を含めた5日間の終値の平均となります。言い換えると、5日は1週間の営業日となりますので、直近1週間の平均価格を表していることになります。

価格の平均が視覚的に分かるため、相場の方向性や状況を判断するのに有効なインジケーターとなります。

移動平均線の利用方法

移動平均線の使い方

トレンドの把握

相場の方向(トレンド)を視覚的に確認するのに有効で、移動平均線の傾きが上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドとなり、一目で相場の状況を判断することが出来ます。
この時、長期間の移動平均線になればなるほど、トレンドの信頼性が高くなります。
また、トレンドの勢いも傾きから判断できます。

強気相場

移動平均線とローソク足の位置関係に注目してみると、相場の状況が見えてきます。
移動平均線よりローソク足が上にある場合(下図赤塗部分)、レートは上昇状況にあり、相場は強気であると判断出来ます。
逆に、移動平均線よりローソク足が下にある場合(下図青色部分)は、レートは下降状況にあり、相場は弱気であると判断することが出来ます。

(※チャートはすべて、DMMFXチャートを引用)

弱気相場

強気相場とは逆に、移動平均線よりローソク足が下にある場合(下図青色部分)は、レートは下降状況にあり、相場は弱気であると判断することが出来ます。

買いのサイン

短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上に抜いたときを「ゴールデンクロス」と呼び、買いのサインとして用いられます。

売りのサイン

短期の移動平均線が、長期の移動平均線を上から下に抜いたときを「デッドクロス」と呼び売りのサインとして用いられます。

移動平均から分かること

相場参加者の心理を読み解く

移動平均線は、設定した期間で相場の平均値を表しているため、現在の状況が平均よりも高い価格なのか、安い価格なのかを判断することが出来ます。そのため、価格が上昇傾向にあったとしても、移動平均線から大きく乖離していた場合、その価格は買われ過ぎの状況にあるとも考えられるため、相場参加者も同様の視点となります。

①ゴールデンクロス後の心理(青色枠)

移動平均線のゴールデンクロスによる買いシグナルにより、市場は買いエントリーが増え価格が上昇する。

②売りポジション勢の心理(緑色枠)

相場には、買いポジションのトレーダーがいれば、必ず売りポジションを持っているトレーダーがいます。そのため、チャートが上昇トレンドを形成した場合、売りポジションのトレーダーは、損切りの決済を検討し始めます。その損切り(買いエントリー)により、価格が更に上昇するため、続けて買いエントリーを誘い、価格は更に上昇します。

そのため移動平均線(=相場の平均値)から大きく価格が乖離します。

この時、上記①で買っていたトレーダーは、含み益となり利益確定ポイントの検討をしている状況です。

③買いポジション勢の心理(赤色枠)

③は買いエントリーを控える場所と言えます。
移動平均線は、相場の平均を表しているため、大きく上昇した相場は、買われ過ぎと見えてしまうため、価格は相場より割高になっているとも言えます。

移動平均線から乖離した相場は、高値掴みの恐れがあるため、進んで買いエントリーをするトレーダーはいなくなります。そのため決済を誘い、価格の上昇の勢いは失速し、移動平均線に戻る動きをします。

初心者の頃は、相場の今の位置が把握出来ず、ただ目の前の上昇の勢いにつられて、乗り遅れまいという心理状態になり、買いエントリーをしてしまったりします。その直後に失速し損切りという結果になっておりましたが、移動平均線で相場参加者の心理を読み取れば、今が「買って良い場所なのか、売って良い場所なのか」を視覚的に判断することが可能となり、出遅れた無駄なエントリーを減らすことが出来るようになります。

このように相場参加者の心理が移動平均線には表れてきます。

今の相場がどの位置にいるのかを知り、平均値よりも高値掴み・安値掴みをしないようになるだけでもトレード結果が大きく改善するはずです。

相場が移動平均線から乖離していたら、平均まで戻るのを待ってから、買い・売りシグナルを確認してエントリーすれば良いのです。

エントリー後に含み損を抱え、ひやひやするトレードが一つでも減れば幸いです。

相場心理により支持線・抵抗線となる

移動平均線は、上昇トレンドでは支持線として機能することがあり、下降トレンドでは抵抗線として機能します。

これは、相場参加者の心理が反映しているためとなります。

下図のような上昇トレンドを形成した相場の場合、市場参加者は買いエントリーを検討している状態にあるため、トレーダーは買い場所を探している状況となります。

しかし、移動平均線から乖離した場所では、割高感があり買いエントリーをしません。なぜなら、トレーダーは「出来る限り安く買いたい」という心理状態にあるためです。
そのため、移動平均線まで価格が下がってきて相場の平均値になってから買いエントリーをします。
これにより、チャートでは「あたかも移動平均線で反発した」ように見えるのです。
そこには、トレーダーの少しでも安く買いたいという心理が働いただけのいたってインプルな現象だと思います。
このシンプルな現象を利用するだけでも、優位性のあるエントリーが可能になります。

移動平均線の設定について

移動平均線の設定する期間

移動平均線は、世界中のトレーダーが使用しているにので、相場参加者の心理も反映されやすインジケーターとなります。

言い換えると、みんなが見ているインジケーターとなるため、同じ設定にすることにより、機能しやすいポイントを知ることが出来る

では、その移動平均線の設定する期間はどれなのでしょうか。

日足の場合

<短期線:5日>
日足で5日は、市場が開いているときの1週間となります。
そのため、5日線は直近1週間の価格の平均を見ることが出来るということです。

<中期線:20日>
日足で20日は、市場が開いているときのおよそ1ヵ月となります。
そのため、20日線は直近1ヵ月の価格の平均を見ることが出来るということです。

<長期線:75日、200日>
長期線は見ている人が多く、相場全体の平均をつかむために有効です。
とくに、200日線は有名で意識している人も多い設定となります。

 

上記の設定は日足を例にしましたが、設定する数字はロウソク足の本数のことを示しているため、表示する時間足により平均元は変わります。
1時間足の場合の5日線は、5時間の平均ということになります。

まとめ

移動平均線という誰でも簡単に使えそうで、実際に使われているからこそ、チャート分析では有効で、機能するものとなります。

その他のインジケーターも移動平均線から派生したものも多いため、更に機能することが予想出来ますので、一度深く移動平均線を活用してみても良いのではないでしょうか。

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