FXで勝てない理由「買ったら下がる」を克服!無駄な損切りを減らすエントリー術

FXをトレードをしていると、エントリーした瞬間にチャートが逆行し、一瞬で損切にあった経験をしたことがありませんか?
しかも、何度も同じ損切に合うと、誰かにチャートを操作されてるような気になり「自分のトレードを監視されているのでは?!」と本気で感じてしまうほどではないでしょうか。
しかし、それは監視されていたり、操作されているのではありません。
すべては、エントリーのタイミングに原因があるからです。
この記事を読むことにより、エントリー時に確認するポイントを知り、ムダな損切も減らせるばずですので、ぜひ参考にしてみて下さい。
買いエントリー時は、逆に「売り手の気持ち」も考える
エントリーした瞬間にチャートが逆行し、一瞬で損切にあうことはトレードしていると頻繁に起こります。この原因はFXの入門書籍に書いてあるような、ブレイクアウト手法などを最初に知ってしまうのが、原因のように思います。
本当に学ぶべき部分は、「なぜそこでブレイクアウトが起こるのか」を理解したうえで、エントリーすべきかを検討する必要があるんですが。。。
では、どうすれば一瞬で損切にあうようなムダな損切を減らすことが出来るのでしょうか。
- 買いエントリー時は、逆に「売り手の気持ち」も考える
- 売りエントリー時は、逆に「買い手の気持ち」も考える
- レンジ相場はトレードを避ける
買った瞬間に下がるパターンとは
相場参加者が誰でも「買いたい!」と思うチャートのポイントは、実は「売り」のポイントでもあることに注意が必要です。
理解しておかなければならないのが、
売り(買い)というのは、決済とエントリーの表裏一体であるということ
この決済ポイントが分かってくると、ムダな損切を減らすことが可能となってきます。
サラリーマンが帰宅後に、うずうずしながらチャートを見ていたら、「買いたい衝動」に駆られるポイントでもありますが、ラインブレイクなどは一旦待ってから再度ブレイクした際にエントリーを試みる方が勝率が安定すると思います。
また、このことを知らないと、エントリーした瞬間にロスカットされたりするため、FXが難しいと感じてしまうのではないでしょうか。
「買おう」と思う場所は、実は「売ろう」としている人が必ずいます。
大事なのは、自分とは逆のエントリーをするトレーダーを意識することです。

では、実際にチャートを見ながら説明したいと思います。
▼先週のUSD/JPY 30分足チャート

安値を切り上げながら上昇しており、直近高値106.941を勢いよく上抜けし、キリ番107.000も上抜けている状況。

帰宅後に、うずうずしてチャートを見ていたら、①緑のラインを勢いよく上抜けた赤丸の足で買いたくなりませんか?

▽1時間30分後のチャート
先ほどまでの上昇の勢いは嘘のように下落して行きました。
これをリアルタイムで見ていたらと想像したらどうでしょうか。
チャート分析をした時点で、「上がるだろうな」と予測してた場合、チャートの急上昇を見た瞬間に、「あ!やっぱし上だ!!」とチャートの勢いにつられ、買いエントリーをしてしまいます。
しかしエントリーをしていたとしたら、ポジションを持った途端に、価格は下落し損切となってしまっています。
損切は何よりも必要なので、損切自体は良いです。
しかし、ムダな損切は別です。
このチャートでエントリーするとしたら、上昇後に価格調整の「押し目」を作り、再上昇を狙ってエントリーすれば、ムダな損切にならずに済んだと思います。
なぜ買った瞬間に下がったのか

- 価格の上昇は、売り手の損切ポイント
- 価格の上昇は、チャート分析による買いエントリー
- 価格の下落は、買いポジションの利益確定
このように、「買おう」と思う場所は、実は「売ろう」としている人が必ずいます。
大事なのは、自分とは逆のエントリーをするトレーダーを意識することです。
自分ひとりでチャート分析をしていると、陥りがちの先入観をなくすためにも、あくまでチャートは群集心理で動いていることを忘れてはなりません。
上昇幅から決済注文の可能性を予想する

「黄色矢印の長さ」に注目すると、安値の切り上げから買いエントリーした場合、「決済ポイントはどこにしているのか」というのを考えると、チャートがどこまでが上昇しやすいのかが見えてきます。
それが分かってくると、①緑ラインから「更に買おう」という選択肢はしなくなり、一旦調整が入った後を狙ってエントリーが出来るようになります。
今回は、①買いエントリー時は、逆に「売り手の気持ち」も考える
について、説明しました。
なんとなくでも、理解して頂けたでしょうか。
エントリー時には、自分ひとりが正解ではないということを前提に、トレード計画を行ってください。