【FXトレード記録】週明け窓開け・窓閉めトレード(ドル円)

【FX実践メモ】週明けの「窓開け」と「窓埋め」を優位性として利用したトレード
今回は、週明けの「窓開け」を利用したトレードとなります。週明けに窓開けが起こった場合、かならずしも窓埋めとなるわけではありませんが、窓を閉じることも多いため、今回は窓閉じに優位性があるとしてトレードしましたので、皆さんのトレード戦略の参考となれば幸いです。
「窓は埋まるはずだ!」って強く思い込んで、執着したエントリーは危険ですよ。

そもそもFXの「窓開け」「窓埋め」って何?

「窓開け」っていうのは、土日に為替市場が休みの間に、何か大きな経済ニュースが出たり、重要な人の発言があったりすると、月曜日の朝に市場が再開した時、金曜日の終わりの値段から大きくジャンプして価格がスタートする現象のことです。チャートを見ると、ローソク足とローソク足の間にぽっかりと空間ができるので、これが「窓が開いた」ように見えるんです。
上の画像は、今回トレードを行った窓開けチャートとなります。
そして、「窓埋め」。これは、開いた窓を閉じる方向、つまり元の価格水準に戻ろうとする動きを狙っていくトレード手法です。例えば、上に窓が開いたら「いずれ下がるだろう」と売りで入る、下に窓が開いたら「いずれ上がるだろう」と買いで入る、そんなイメージです。
じゃあ、なんで窓は埋まりやすいって言われるんでしょうか?これには色々な説があるんですが、
ただ、これ、絶対じゃないので「窓は必ず埋まる!」って思い込むのは危険です。「窓が開いた方向にそのまま進んじゃった…」とか「窓埋めまでめちゃくちゃ時間がかかった…」なんてことも普通にあります。だからこそ、窓埋めトレードはチャンスが大きい反面、しっかりとしたリスク管理が大切になります。
【トレード記録①】明け窓開け・窓閉め期待トレード
朝一チャートが開いたのを確認した際に、その窓の値幅の以上な大きさに、窓閉めが起こる可能性の高さを感じ、エントリーを試みたが、損切りとなってしまった。
エントリー前のトレード計画
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- エントリー通貨ペア: ドル円 (USD/JPY)
- エントリー方向 : 買い(下に開いた窓が閉まるのを期待!)
- エントリー価格 : 145.291(直近のローソク足が下ヒゲを付けた陰線で、145.000キリ番で反発したことを確認したため)
- 損切りライン : 145.000(直近の安値とキリ番に設定)
- 利確目標 : 146.500(窓が閉まる手前で確実に利益確定)
エントリー根拠
エントリー根拠は、損切りポイントと併せて考えており、直近安値である145.000のはキリ番となるため、窓開けの下落幅を考えると、東京時間で更に下抜けする確率は低いと感じておりました。
損切りポイントまでは値幅がありますが、窓埋めした際の利益幅が大きいため、エントリーの根拠としては優位性が高いと思います。
決済
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145.000を下抜けたため損切り。
4日の安値144.500付近の方が意識されるラインだったでしたね。
マイナス29,1pips
【トレード記録②】明け窓開け・窓閉め期待トレード
エントリー前のトレード計画
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- エントリー通貨ペア: ドル円 (USD/JPY)
- エントリー方向 : 買い(下に開いた窓が閉まるのを期待!)
- エントリー価格 : 145.747(下値の下止まり・窓開けの高値を更新したためエントリー)
- 損切りライン : 145.400(トレード①と同様に意識されるライン145.500の少し下に設定)
- 利確目標 : 146.500(窓が閉まる手前で確実に利益確定)
エントリー根拠
キリ番145.000付近で下値の下止まりを確認できることと、窓開けの価格を更新と高値を更新したためエントリー。
決済
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予定通り順調に窓閉めに向けてチャートが推移となった。トレード計画時に決済ポイントとして決めていた146.500に到達したが、大きく利益が乗っていたこともあり、さらに利益が伸びそうという欲が出て、決済を見送ったことにより、下落しだしたポイントで決済。
結果的には大きく利益をとれたため、個人的には良いトレードだったと感じております。
プラス64.4pips
今回の窓埋めトレードについて
窓埋めは集団心理でチャートが動くことを考えると優位性がある
結果的には、すぐに窓閉め方向にチャートが動いたため利益になりました。窓を閉める確率で考えると低いのかもしれませんが、集団心理でチャートが動くことを考えると、大きい値幅で窓開けしたときは、トレード根拠としては優位性があると感じます。
窓は絶対埋まる」なんて過信はダメ
「窓は埋まりやすい」っていうのは、確かにFXの経験則としてあるんですけど、でもそれは「絶対」じゃないんですよね。最初のトレードみたいに、どのタイミングで窓埋め方向に動きだすのかは分からないため、他のテクニカル指標とかファンダメンタルズの状況とか、色々な情報を組み合わせて、「本当にここで入って大丈夫かな?」って複数の根拠を持つことが大事だと思います。
エントリータイミングは重要!「待つも相場」を肝に銘じるべし
窓が開いた直後に焦って飛び乗るのは、やっぱりリスクが高いので、市場が少し落ち着いて、値動きの方向性がある程度見えてきてからエントリーする方が、勝率はぐっと上がるはずです。僕たちサラリーマンはチャートにずっと張り付いていられないからこそ、焦らずじっくり待つことも大事な戦略だと思います。
私も今回のトレードは仕事中でしたら、チャートが気になって仕事どころじゃなかったです。スマホの画面を何度も確認してエントリーでしたので、我ながらかなり頑張りました。
リスク管理と資金管理、そして柔軟な考え方が命
一度目のトレードでは、損切りラインは設定してたけど、心のどこかで「いや、窓は埋まるはずだ!」って強く思い込んじゃってた部分があった気がします。そのため、もし下落相場となっていたとしても、窓埋めにとらわれて、窓埋めをする方向に執着たエントリーしかしていなかったと思います。
この、決めつけた考え方に対する、エントリーをあきらめる対処法をトレード計画に加えなければならないと感じました。
まとめ:窓埋めトレードは魅力的だけど、冷静な判断とリスク管理が何よりも大事!
週明けの窓開けを利用した窓埋めトレード。上手くいけば短期間で大きな利益も狙えるし、確かに魅力的な戦略の一つだと思います。でも、その一方で、相場が急に動くリスクも当然あるわけです。今回のトレードがそうだったように、甘い期待だけで飛び込むのは本当に危険。しっかりとした自分なりの分析と戦略、そして何よりも冷静な判断と徹底したリスク管理が不可欠なんですよね。
今回のトレード実践メモが、同じようにFXで頑張っている皆さんの、特に窓埋めトレード戦略の何か少しでも参考になれば幸いです。大事なのは、常に市場に対して謙虚な気持ちで向き合い続けること、冷静さを失わないこと、リスク管理を徹底すること、そして何よりも、失敗からも成功からも学び続けて成長していく姿勢を持つことだと思っています。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!次回のトレード記録も、ぜひ楽しみにしていてください。
